腰痛の慢性と急性の違い

腰痛と聞くとどんな症状が思い浮かびますか？

 

長年重い痛みが続く症状だったり、急に腰にズキッと激しい痛みを感じる症状だったり様々です。

腰の痛みは、大きく２つのタイプに分けられます。

 

まずは、慢性腰痛といわれるタイプです。

痛みはそれほど強くないですが、痛みが体に響くような重くて鈍い痛みなどを感じます。

 

腰の痛みが長期的に（３カ月以上）続き、慢性化してしまったものをいいます。

痛み以外では、腰の張りや疲れ、腰に違和感を感じることがあります。

 

もう一つは、急性腰痛といわれるタイプです。

重いものを持ち上げるなどの動作で腰に激痛が走り、いわゆるぎっくり腰という症状を起こします。

 

急性腰痛は、発症してから比較的早期（約１ヶ月）に治まります。

 

 

日常生活の中では、慢性腰痛になる方がほとんどです。

 

長時間のデスクワークやパソコン操作で腰に負担がかかりやすい姿勢をしている人ほど、慢性腰痛の症状で悩まされています。

 

さらに日常生活動作のクセや姿勢の悪さに加えてもう一つ、筋力の低下も腰痛の原因にあります。

 

普段の生活で毎日運動することや姿勢を正しくして過ごすことを意識していれば、腰痛を予防することができます。しかし、一度クセがついてしまった姿勢や、身体に蓄積された負担を自力で解消するのは難しいものです。

 

腰の痛みだけ解消しても、腰痛の原因を改善しないままでいると痛みは慢性化してしまいます。
そして、ちょっとしたきっかけで急性腰痛を引き起こしてしまいます。